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アリスはようやく降下し始めた。他のドラゴン達も降下し始める。
「ありがとう、アリス。」
アリスが手の甲をゆっくりと地面につけるとセリアがお礼を言った。
「久しぶりね、ケイ。」
セリアが目の前にいる友に話しかける。
アリスは直ぐ様、飛び立つと口から炎を吐き出しながら城へと戻って行った。
敵のドラゴン達も飛び立つが急にアリスと出会う前に戻り、綺麗だった隊列がバラバラになり再び城へと攻撃を開始した。
「まだ1ヶ月も経ってないよ、セリアさん。」
「今日はあなたに用があって来たの」
セリアとロサリアの周りにはZランクが勢ぞろいしておりケイの足元からはケイを中心に巨大な紫色の魔法陣が浮かび上がっていた。
「この魔法陣がセリアさん達のトラップを邪魔しているんでしょ? 知ってるよ」
「なら、話しは早いわ。さっさとその魔法陣を消してくれないかしら!!!」
セリアはケイの顔面に向けて大型ナイフを投げる。しかし、ケイは自慢の剣で防いだ。
この場にいるZランクの人数は11名。こちらは2名である。しかし、セリアは負けるという考えは一切なかった。
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