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ロサリアはセリアを見ながら呟く。
「まさか外に行くことになろうとは……」
「お父さん?」
「よし!!! テレポートして行くぞ。」
テレポートとは自分が知っている土地ならば何処にでも行けるという超便利な魔法である。
また目的の土地を知らない場合は土地を知っている者の手を掴んで一緒にテレポートすればいいだけである。
ロサリア達がテレポートするとセリアが生まれ育った町ではなく目の前には学園に繋がるとてつもなく大きい門があった。
「久しぶりだな。」
「お父さん、ここに来たことあるの?」
「教師を昔していたんだ。それとセリア、もう一つ約束なんだが刀は命に関わるピンチな時以外使うなよ」
「は~い」
セリアはロサリアの車椅子を押しながら学園長室に向かった。学園長室に行くまでに階段があったがロサリアは車椅子ごとフワフワと浮いてやり過ごしていた。
だったら車椅子を自分で動かせばいいじゃんという話になるが押して貰う方が気楽だと言うのだ。
まぁ、そんな父でも刀や魔法に関してはちゃんと厳しい顔で指導してくれるし優しいのでセリアは満足していたが
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