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セリアとクロアはいわゆる、魔界とよばれる世界に来ていた。
「うわぁ、こっちの世界とあまり変わらないわね」
「まぁな、ほとんど人間界と同じ仕組みだ。行くぞセリア。我らの家を見せてやろう」
クロアはセリアの手を握るとテレポートした。テレポートした所は城門。門番はクロアを見ると恭しく頭を下げた。
城を歩いているとセリアがクロアに質問する。
「ねぇねぇ、クロア。」
「ん? なんだ?」
「魔界の住人て皆、美形なの?」
セリアの質問にクロアは手を口に添えて笑わない様にする。体を震わせていたがなんとか耐えたようだ。
「ふむ、そうではないぞ。たまたまだ。ほれ、ここが我らの愛の巣だ」
「愛の巣?」
セリアが扉を開けるとそこにはとてつもなく広い部屋がありテラスも付いてあった。そして部屋の中央にはベッドがおいてある。
セリアはこのあとベッドを端っこに寄せたと言う。
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