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ベッドの位置だけで喧嘩したらしいが直ぐに仲直りし二人で仲良く寝たらしい。
「セリア、今日から早速修業だ。」
クロアはセリアに嬉しそうに話す。セリアは朝食を取りながらジッとクロアを見ていた。
「な、なんだ?」
「いいえ、何でもないわ。私、クロアを信じているから」
「うむ、期待していいぞ。」
クロアは首を傾げながら言う。そういえば、二人で寝る時からセリアが可笑しい気がするが気のせいだ。
「よし、今日の修業は魔力の上限を上げることだ。それと午後には刀を使って練習だ」
「わかったわ。一度でいいからクロアと戦ってみたいわね」
「我に勝てるようになったらミシェル姉上に勝てるかも知れんな…」
午前の修業は辛かった。
クロアはセリアにリングをはめさせるとそのリングはセリアの魔力を急激に吸っていくのだ。
これで魔力を少しずつ上げて行くらしい。リングで魔力を吸われた後は魔法に使う魔力を最低限にし出来るだけ威力を高めると言う練習だ。
魔力を吸われたせいで魔力のコントロールが思うように出来ない。
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