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やっと午前の修業も終わりセリアはバタン、と横になった。
「疲れたわ…」
「午前の修業はこれで終わりだ。頑張ったなぁ」
クロアはセリアの髪を触りながら顔を見ていた。セリアの表情を見て午後の修業の時間帯を判断する。
「セリア、今日は休もうか…」
「そうしてくれると助かるわ」
セリアはゆっくりと目を閉じた。暫くすると寝息が聞こえてくる。
二時間ほど経った時、ようやくセリアが目を覚ました。隣をみるとクロアが静かに本を読んでいる。
セリアはゆっくりと上半身を起こしクロアを後ろから抱きしめた。
「セリア、目が覚めたのか?」
「うん…。でも、少しこうしていたいわ」
「我もだ」
二人の時間はゆっくりと過ぎてゆき、ようやく午後の修業を始めた。 午後の修業は体力の底上げと最後に少しだけ魔力の底上げもやる。セリアの毎日は修業三昧だった。
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