学園に

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セリアはゆっくりとドアを開けそして車椅子の父親を入れた。そして丁寧にドアを閉める。 「誰ですか?」 学園長がゆっくりと見つめる先には美人父娘がいた。 「入学手続きをしに来た。」 「入学手続き? ここはエスカレーター式の学校なんで10歳からの入学ですよ?」 学園長はニコニコしながら話す。セリアは自分が入学出来るか不安になって来た。 「だったら編入だ」 「編入生ですか!!! この学園は国立で一番学力が高い学園ですよ? それに編入なら在籍している学園から推薦を貰わないといけません。」 「なら、問題ない。俺は私立の学園を運営しているからな。俺がこの娘を推薦したんだ。」 「その学園の名は?」 「そんなものない。町で一つだけの学園だったしな。」 学園長はポカーンと口をあんぐり開けている。 「私立の学園はこのルベンス帝国にはないはずですよ? 全て国立だった筈です。」 「チッ、お前じゃ話にならん!!! セリア、女王に許可書を貰って来なさい」 セリアは頷くとテレポートした。
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