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セリアは父親のロサリアに許可書を渡すとロサリアはニヤリッと口を動かし学園長に渡した。
「女王の推薦と許可書だ。これで文句はないだろ?」
「貴方達は一体何者なんですか?! 女王なんて普通一般市民の私達じゃ会えませんよ」
「俺の娘は女王のお気に入りだからな。」
ロサリアはセリアの手を握りながら笑った。学園長はなんだか疲れたように編入手続きの準備をした。
編入するには実技と筆記がありどれも高得点を取らなければいけないのだがどれも満点を取り学園長は先ほど疲れた表情はなく期待するかのようにセリアを見ている。
「セリアさん、次は魔力測定です。このキューブに触れれば数字が出ますので」
セリアは頷くとキューブに手を置く。暫くするとキューブは光輝き始めた。
「魔力は測定不可ですか……。わかりました。セリアさん貴方の編入を特待生として認めましょう」
セリアはロサリアに嬉しさのあまりにロサリアに抱きついたくらいだ……。こうしてセリアは明日から学園に通うことになったのである。
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