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リーダーを軽々と倒した凍夜だったがその姿を遠くから見つめる一人の少女の影には気がつかなかった
???
「まさか一人に全滅させられるなんて…フフフ…面白くなってきたわ」
少女はその場から音も無く消え去った
その後
駆け付けた警察により
違学生達は全員連行されていった
授業は全て自習になった
凍夜
「…」
凍夜は何をするでもなく、ただ外を眺めていた
佳澄
「凍夜?ねぇ本当に大丈夫なの?」
凍夜
「大丈夫…」
佳澄
「凍夜…」
カヲル
「あたた…やぁ皆」
佳澄
「カヲル君大丈夫なの?」
カヲル
「野に咲いた花は強風にも負けず咲き誇る…」
佳澄
「大丈夫そうね」
カヲル
「凍夜君の様子は?」
佳澄
「ずっとあんな感じ…全く喋らないの…」
凍夜
「…」
カヲル
「凍夜君、聞いたよ
凄い活躍だったね
一人で全員倒すなんて」
凍夜
「…」
カヲル
「凍夜君…」
話しが弾まない
沈黙の雰囲気
先に口を開いたのは
凍夜
「…すまないカヲル…俺はお前を助けられなかった…」
カヲル
「何言ってるんだい?君のお陰で僕は今ここにいるんだよ」
凍夜
「…佳澄…すまなかった…俺のせいで怖い思いをさせて…」
佳澄
「あれは私が勝手についていっただけで…
凍夜のせいじゃないわ、それに
ちゃんと助けてくれたじゃない」
凍夜
「二人とも本当にすまなかった…」
カヲル
「凍夜君?」
佳澄
「凍夜…」
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