覚醒

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第二東都高校 結局授業は行われず 今日は午前授業で下校となった 佳澄 「凍夜、カヲル君、帰りましょう」 カヲル 「そうだね、たまには昔を思い出して三人で帰宅しよう」 凍夜 「あぁ…」 幼なじみ三人で帰り道に着いた 佳澄 「…」 凍夜の瞳は相変わらず真紅のままだった その瞳はどこか悲しげだった カヲル 「ねぇ、今日凍夜君の家でパーティーをやらないかい?」 佳澄 「パーティー?何を祝っての?」 カヲル 「当然今日の凍夜君の活躍を讃えてのだよ」 凍夜 「…いや…俺は…」 佳澄 「なにか問題でも?」 凍夜 「問題無いが…」 カヲル 「決定だね」 佳澄 「一度家に帰って色々準備しましょう」 カヲル 「じゃあ僕は飲み物を用意するよ」 佳澄 「私は食べ物を準備するわ」 凍夜 「俺は?」 佳澄 「部屋の掃除とか?」 カヲル 「主役は待っていれば良いよ」 凍夜 「わかった…」 歩きながらパーティーの計画を立てる 帰り道の分かれ道で 皆それぞれに別れた 佳澄 「じゃあまた後で」 カヲル 「また後で会おう」 凍夜 「あぁ…また後で」image=271913806.jpg
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