目覚めた時…

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凍夜 「今度こそ…守るんだ!!俺自身の手で!!」 「………」 凍夜 「それに…この苦しみも全部俺のだ…誰にも代われない…」 「それが汝の…冬月凍夜の誓いか…」 凍夜 「ああ…もう大切な人を…傷付けさせない!!」 「…冬月凍夜よ…汝の行く末…見させて貰おう…」 体の痛みが退いてゆく 凍夜 「…(不思議な感覚が体に流れ込む…)」 カヲル 「佳澄君!」 凍夜 「!!…カヲル、そこをどいてくれ」 カヲル 「凍夜君?大丈夫なのかい?」 凍夜 「俺はもう大丈夫だ、佳澄を助けないと…俺に任せて下がって…」 カヲル 「わかった…」 カヲルは氷の塊から離れる 凍夜 「佳澄…いま助けるからな…」 凍夜は氷の塊にそっと触れ 目を閉じる 凍夜 「…」 氷の塊が消えて佳澄が倒れた 凍夜 「佳澄!」 俺は佳澄を抱き抱える カヲル 「佳澄君!」 凍夜 「佳澄!しっかりしろ!」 佳澄 「ん…凍夜?…」 凍夜 「良かった…ゴメンな…俺のせいでこんな事に…でも二度とこんなめには逢わせない…俺がお前を守るから…」 俺は佳澄を強く抱きしめた 佳澄 「凍夜…」 カヲル 「うんうん…青春だね~」
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