後宮への道を

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瑠華は思わず即答にしそうになった口を、慌てて止めた。 (落ち着け僕! いくら、いくら高い税が免除されるからって―) 揺れ動く心を見透すように、叔母は最後のトドメをさした。 「第二皇子様付の女官なら、さぞ給金も良いでしょうねぇ」  瑠華の首は、勢いよく縦に振られた。
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