《二話》イケメン執事登場

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 用意されていた汁物椀を手に取り、口に含んだ。  うわー、美味しい!  しっかりと出汁がとってあって、それでいて絶妙な味噌の濃さ。  このお味噌、難しいのよねぇ。 「美味しいです!」  美味しくて夢中でご飯を食べていた。  いつもはお菓子のために腹八分目を志しているのに。 「ごちそうさまでした」  不覚にもお腹いっぱいに食べてしまった……。  お腹一杯になったら眠くなってしまった。 「食器は那津が片付けるから、チョコは少しゆっくりしていたら?」  橘さんのその言葉に甘え、自室に戻ってそのままベッドにもぐりこんだ。  ……なんだか今日はとにかく疲れた……。  そのまま夢の世界にいざなわれるまま、眠りに就いた。 【つづく】
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