20人が本棚に入れています
本棚に追加
「連休明けとか、ひどいときは三桁ですよ。これをひとつずつ返して、昼休みまで潰れたんです。午後は打ち合わせや会議が5時までガッチリ。最後の取引先が帰ったら、ようやくto-doリストを見て……」
「ちょい待ち」
男はまたも口を挟んだ。
顎の下敷きにしていた左手を抜き、何かリズムをとるように指で机をトントンと叩く。
「聞いてるだけで疲れてきた。で、残業して片付けたら一日終わり?」
「いえ……っていう夢を見て、という話で」
「はぁ!?」
最初のコメントを投稿しよう!