一本

5/16
前へ
/93ページ
次へ
だが、そんなある日、事態は急変した。 「内藤さん!!お電話です!!」 嫌な予感が背筋をよぎる。 『...もしもし。』 《もしもし、圭介??私だよ...。》 『...お客様のお名前は...???』 《前田絵理子...覚えてる??》 前田、絵理子...?? 前田絵理子...もしや! 『絵理子??あの、小学校の時、転校した、あの、前田絵理子??』 手が、震える。 《そうよ。私はあの、前田絵理子。》 その言葉を聞いた途端、頭が真っ白になって、意識が飛んだ。
/93ページ

最初のコメントを投稿しよう!

363人が本棚に入れています
本棚に追加