第一章
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儂等のご先祖様の思いや、その周りの人達の思い出だ‥。 ふ~ん‥? 鍔をかじろうとする孫を止め、代わりにお守りの中に滑らせる。 ほれ、お前は良い子だから、あげような?大事にしなさい。 別にいらないと言おうと祖父を見上げると、ひどく嬉しそうに頭を撫でる。 その手が気持ち良くて、暖かくて‥‥。 ただただ大好きな祖父の膝でまどろんでいた。 ――――――――― ―――――― ――‥
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