四季~冬~

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静けさを纏う冷たい風が 肌に刺激を与えながら吹き渡った 今年もまた 一段と白く儚い結晶が時を止める 雪という名の花は 少女の赤い唇の上にひらひらと落ちた まるでその美しさに吸い込まれるかの様に 想いよりも温かい人肌に 色を形を残さずに ただ ただ 気高く 溶け込んだ
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