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しばらく店内を見回した。 これはいつも俺がしている事。 そんな時、店の外に目をやるとコンクリートに咲くたんぽぽを見付けた。 まだ未完全な状態だったけど、いつかは綿毛になって飛んでいくんだよな。 俺はたんぽぽを摘みたくなったのを我慢し、接客する沙那を見た。 「カワイイな……沙那」 俺はいつの間にかそう呟いていた。
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