不意に

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「えっ?」 訳も分からずその行方を見守る。 ぐったりとソファに座り込んでいた俊哉は、目が釘付けとなっていた。 部屋は地上8階。 向かいのマンションは地上7階。 俊哉の部屋からは、向かいのマンションの屋上が調度向かい合っていた。 その為、普段はカーテンを閉めきっている。 それなのに、今日に限ってカーテンが全開になっていた。 そして屋上には、ポツンと人が立っていたのである。
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