晴れ時々幼女?

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妻がリリだった場合 レイジ 「おはよう」 リリ 「おはようございます、アナタ。 朝食の準備は整っていますので席にお着きになって下さい。」 レイジ 「ああ、うん。」 席に着き1口だけスープをすする。 リリ 「それと。」 レイジ 「うん?」 リリ 「先程からカルナ姫が外でお待ちです。」 レイジ 「!? こうしちゃいられねえっ! 逃げ………って、か、体が痺………れ、る。」 リリ 「でしょうね、料理に痺れ薬を混入させていただきました。 わたくしの髪の毛1筋から爪先まで全て主のもの。 というわけでレイジ様もわたくしだけでなく、主のものでもあるのです。 さ、姫もお待ちかねです。」 そう言ってリリは玄関のドアを開き……… レイジ 「………無理だ。 俺には結婚生活なんて考えられない………」 というより、もうちょっと普通の女性と結婚を考えた方がいいと思う。 残念な事にそんな女性はレイジの周りにはいないのだが。 リリ 「失礼な、わたくしは痺れ薬など入れません。」 レイジ 「だから簡単に俺の思考を読むなよ。 でもまあほら、これはあくまでおれの想像だし。」 リリ 「わたくしでしたら、痺れ薬ではなく媚薬又は強力な精力剤を混入してから姫に差し出します。 既成事実さえあればこちらの勝ちですので。」 レイジ 「尚更質が悪い!」
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