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レイジ
「え?
何コレ?
何か俺が悪い流れ?」
リリ
「当然の事です。」
レイジ
「言い切られた!?」
リリ
「では他に何かあるとおっしゃるのですか?」
レイジ
「そりゃあお前。
盗賊なのに魔法使ったりとか斬新でかなり長所じゃないか?」
リリ
「そうですね。
盗賊らしさを自ら薄める長所はありますね。」
レイジ
「おま!それを言ったらお前だって全然メイドらしくないじゃないか!」
リリ
「何故でしょう?
わたくしとしてはおかしい所等、塵程も見当りませんが?」
レイジ
「いやいやいや。
そもそもメイド式鉄甲術って何だよ!
普通のメイドは戦わねえ!」
実はこっそりあの後(アステル宅での一件)以来、メイドについてキチンと調べていたレイジ。
几帳面というか何というか。
調べた書物によると確かにメイドはただの給仕であり、戦う時もある等とは一文も書いてなかった。
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