道無き道を往く

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1つ、今に至るにあたっての懸念がレイジの脳裏に浮かぶ。 幼なじみである、ネージュ・ブランスカ。 彼女をドラグレイアに置き去りにしてきてしまったこと。 本当だったら今こうして歩いているのはレイジ、リリ、ネージュの3人のはずだったのだが。 置いてきた事自体はレイジは仕方ないと思っている。 問題は次に彼女と再会したときはたして自分の命は耐えうるのだろうか、と。 かといって今更ドラグレイアに戻る気は少しも、いや、全くと言っていいほど無い。 ネージュはお星様にでもなった事にして諦めた。 というか、怖いので考えない事にした。 レイジ 「とりあえずソロンに着いてから今後の事を考えよう。」 難しい事を考えるのはやめて、一路ソロンへと向かう事にした。
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