☆流れ星☆

文字

誰とも口を聞かないまま、一学期も後半に差し掛かっていた。

ある日、私は図書室に期末テストの勉強をしようと向かった。

図書室は暇潰しにもよく使っていた。図書室の一番奥の角の席が私の指定席。

いつも自分が座る席に座り、教科書を広げる。

すると、いつもと違う違和感がそこにはあった。

そのテーブルにシャーペンか鉛筆で文字が書かれてあった。

『あなたは嘘を付いたことがありますか？』No.1241356

私は特に気に留めずそのまま勉強した。

そして、一時間位した後、何気なくその文字を見てみた。

すると、もう一行文が増えているのだ。私は少し驚いたが、元々二行あったんだろうと思いまた勉強した。

増えていた二行目の文はこうだ。

『あなたは恋をしたことがありますか？』No.1241356