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すぐに馴染める…そう思ってたのに、時間がかかっちゃった
あたしと片桐くんは、史乃とかっちゃんがいつも二人の世界に入るから、
話さなきゃならない空気になることが多い。
「ったく、また二人の世界に入ってるし」
呆れている片桐くんは、つまらなそうに呟いた。
…ど どーせあたしといてもつまらないだろうねっ
なんて、拗ねてみる
絶対口には出せないけど
「美う…?」
「絶対言わないんだから…」
「いや、言ってるし…」
「っえ?!」
片桐くんの方に目を向けた。
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