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あたしらは、まだ幼かった。
あの頃……。
濱名 史乃 ハマナシノ
あたしの友達。
かれこれ、小学生からで長い付き合い。
だからこそあたしは信用していた。
「濱名!」
「あ、和輝!」
そしてもう一つ、史乃には、彼氏がいる。
あたしも仲良くしてもらってる、
あたしが信愛をおけるのはこの二人。
いつの間にかそんな存在になっていた。
「美浦もおはよー」
「おはよー、かっちゃん」
学校に着くと、貼り出されているクラス名簿。ドキドキしながら、目を見開いて見る。
「あ、」
「あ」
あたしと史乃の声が重なる。
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