負の獣道

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「……そうか。さっきは脅してしまい申し訳ない。私はジュリアだ。こっちのでかい方の男はダリオ」 「よろしく!」 「こっちの小さい方はエルモだ」 「はじめまして」 「で、そっちは既に一緒に行くつもりのようだが……こっちで相談させてくれないか?」 「ええ。勿論。では、私達は少し離れていますね」  そう言うとアルフレード達は少し下がった。  ジュリアが2人の方を向くと前から何かと意見の合う2人はこう言った。 「勿論、いいよな?俺はあいつらが気に入った」 「いいですよ。大勢の方がやりやすいですし」 「……フフフ。多数決だな」  ジュリアはそう言うとアルフレード達の所へ歩いていった。  数秒後、アルフレード達が喜んだのは言うまでもなかった。
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