負の獣道

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「お前達。話がそれ始めたぞ」 「あ、わりぃ。で、なんの話だっけ?」  その言葉にエルモが呆れ顔で言う。 「ダリオ……。この後どうするかでしょう。そうでしたよね、ジュリア」 「あぁ、合っている」 「……んじゃあ、こんなのどうだ?」  ダリオの発言にジュリアは疑問符を浮かべて反応する。 「こんなの?」 「どっか適当な土地をのっとるのさ!」  ダリオの回答にジュリアは呆れ顔、エルモは笑い出した。 「……ダリオ。それでは私達を襲った奴らと一緒だろう」 「アハハハハハ。いいですね!僕は賛成です」  ジュリアはビックリしてエルモの方を見る。 「ちょっエルモ!」 「おぉ!エルモも男ということだな。じゃあ多数決で決めよう!」 「多数決だったら既に決まってるではないか!」  ダリオの提案を即座に突っ込むジュリア。 「じゃ、その方向で」 「で、どこのっとるんです?」 「……」
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