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リーダーらしき人が前に進み出た。
「こんにちは」
その人物がいくらか緊張した声で言うとジュリアは
「こんにちは。何か用か?」
と冷たい声で言った。
するとリーダーらしき人は
「いやぁ、街の怪しい建物から3人が脱出したと聞いていまして……。貴女の武器からもしかしたらと……ヒッ!」
ジュリアがロンパイアを突きつけたので彼は悲鳴をあげた。
「いえ、私達は連れ戻しに来たわけではないんです!信じて下さい!」
ジュリアは突きつけたロンパイアを離した。
「では、話せ」
年下の女に上から物を言われる様子がおかしかったのか残り5人が笑った。
気にしてないかのように振る舞って彼は言った。
「で、君達で合っているかな?よそ見したすきを伺うのではなくよそ見したすきを作ったのは?」
「おそらくは」
「で、私達は君達の話を聞いて面白いと思ったんですよ。それで、君達と一緒にどっかの土地を乗っ取ろうと思ったんだけど……どうかな」
そしてエルモとダリオが同時に笑った。
ジュリアはこう言った。
「で、お前らは一体何者なのだ?名前くらい言え」
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