『少女』の物語

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あるところに家がありました。 たくさんの本と ぐしゃぐしゃの原稿用紙 たくさんの絵と 破られた描きかけの落書き たくさんの人形と どこかおかしい球体人形 それらが散らばる家の奥。 そこには 殺された少年少女の無惨な死体の山… そして、いましがたできた老婆の死体。 そこに生きているのはかつての少女の面影を持つ少年がただ一人。 鉄の棒を落とし、地獄のようなこの家の物語が終わりを告げたのだと理解しました。 「貴方は狂っていたんだ…人間を人間と思えないような…無知な創造主へと」
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