1人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
あるところに家がありました。
たくさんの本と
ぐしゃぐしゃの原稿用紙
たくさんの絵と
破られた描きかけの落書き
たくさんの人形と
どこかおかしい球体人形
それらが散らばる家の奥。
そこには
殺された少年少女の無惨な死体の山…
そして、いましがたできた老婆の死体。
そこに生きているのはかつての少女の面影を持つ少年がただ一人。
鉄の棒を落とし、地獄のようなこの家の物語が終わりを告げたのだと理解しました。
「貴方は狂っていたんだ…人間を人間と思えないような…無知な創造主へと」
最初のコメントを投稿しよう!