誕 生

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満月が輝く夏のある日,この世界の3大貴族であるランパード家では新しい命が生まれようとしていた。 レジス「まだ生まれんのか…」 このそわそわしながら我が子の誕生を心待ちにしているのは3大貴族ランパード家現当主レジス・ランパードである。 一時部屋の中で行ったり来たりしていると,この屋敷のメイドが慌ててやってきた。 「だ,旦那様!遂に生まれました!元気な双子の赤ちゃんです!」 レジス「そうか!よし,早く見に行こう!」 *********************** レジス「ミリア!よく頑張ってくれた!」 レジスは早く我が子を見たくて叫びながら部屋の扉を開け入ってきた。 ミリア「あなたもう少し落ち着いてくださいよ。 元気な双子ですよ。男の子がお兄ちゃんで女の子が妹です。」 レジス「すまんすまん!早速名前を決めよう。 う~ん… 男の子はギルで,女の子はレイにしよう」 ミリア「いい名前ですね。これから元気に育てていきましょうね。」 レジス「そうだな。」 この日生まれたギルとレイは一卵性だったのもありとても似ていた。 髪の色も銀で同じだった。
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