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「まあ……その調子じゃ――…
いまだ『清いお付き合い』ってとこね?」
…――――――――はぁぁッッ!!?
その図星を突いたキレのある声音に
俺が咄嗟に顔を上げると、そこには…
「ふふッッ……か~わいい、雄太ってば?チェリィーみた~い」
完全復活を遂げた『美貌』の繭子が俺を見下ろすように腕を組んで立っていた。
「おうっ!
そーゆーお前は、又随分と充実してそーだよな?」
俺の溜息混じりの言葉に
繭子は、ふふんっ?とその艶のある滑らかな髪に、指をくるくると絡ませながら
余裕の表情で俺を見遣った。
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