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「もーちろんよっ!
やっぱり『充実のH』には、『充実の愛』がなくっちゃ!
…――ね?卓ちゃん?」
そう言って、繭子は意味ありげに卓也を振り返ると
「おうともよっっ!繭子」
卓也は、スックと俺の机から立ち上がると、繭子のキュッと括れたその腰をグッと引き寄せた。
繭子は、それを合図に少し色っぽい視線を卓也に向けると
軽やかに俺を振り返った。
「じゃあ、そう言うこ・と・でっ
雄太も、せいぜいあの『生真面目ちゃん』と頑張ってねぇ~?フフッ
行こ?卓ちゃん」
「へへっ、じゃあーなぁー?雄太ッッ」
「……………」
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