18 彼と彼女のその後の事情

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ここは、なんとかアイツの気持ちをほぐしながら… いや…いっそ不意打ちに――… って 「あぁぁああ~~~~~くそッッ!!!めっっっんどくせぇぇ~」 ガンッッ!!!!! 俺は、行き場の無い鬱憤を発散するかのように、机の脚を勢いよく蹴り飛ばすと 髪をグシャグシャと思いっきり掻き毟った。 はぁぁ――…ほっっんとに 「拷問だな……一種の」 辛れぇぇぇ――――… そうして俺は、ざわめくクラスのイタい視線をビシビシと肌に感じながら 半ば投げやりに、ガクンッと再び机に突っ伏していた。 .
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