お母さん?

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        ――数時間後―― 「よし、完璧!!」 軽くガッツポーズな賀来。 疲れきって車のハンドルに顔を預けている結城。 結城の車の、後部座席を埋める大量の食料に日用品などなど…。 結城のワゴンタイプの車が埋まる、大量さだ。 正直、結城は今日は息抜きもかねて賀来に会いに来たのだが…。 この数時間の事は、思い出したくもなくなっていた。 争奪戦、とまではいかないが結構な人混みの中、 慣れないと迷路のように感じる店内外を早歩き、時に走る。 そして大量の荷物を車へ積み込む。 その時にさえ 「あーっ、それには卵が入ってんだろ! 下に積むな!」 とか賀来からの注意が入る。 心身ともに疲れはてるわけで。 が、ぐったりしてる結城を隣に 「本当に助かったなー。安売りの日、今日に重なっててさー。 俺はいいけど、子供達を何往復もさせられないし。」 賀来は、かなりご機嫌である。 (ちなみに安売り情報は信徒の主婦の皆様。 子供達に同情のかたも、もちろんあるが…賀来神父を目当てさんもたくさん♪) そんな賀来に、疲れ果てた声でしみじみと結城は呟く。 「本っ当に変わったな賀来…。」    終わり …うんうん、お母さんって毎日大変なんですよね! あの子供達のご飯って誰が作ってんのかなー、から来た妄想でした! 職場で小さなお子さんを持つかたの話しを聞くとその大変さにしみじみ。 夏休みは、もっと大変なんだろなー。 皆様も、熱中症とかにはお気をつけてっ(oゝωбo)ノ
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