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放課後になり、俺たち、美姫とキュラは旧校舎内を散策していた。理由はというと、警報器や監視カメラのチェックの為だ。
キュラから聞いたリディアの話によると、明日の夜中に飛鳥たちが校内に侵入するつもりらしい。それを聞いた俺は少しでも危険を減らすため、カメラなどのチェックを行おうと提案し。現在に至る。
俺たちのグループとは別の、将野と風蓮とリディアのグループは新校舎内を調べている。旧校舎は主に移動教室の授業のときに使われる。保健室や科学室などはその旧校舎にあり。新校舎は普段俺らが授業を受ける教室や職員室がある。
「このぐらいかな……」
最後のカメラの接続を確認すると美姫が軽く伸びをしながら呟く。
「…………絶景だ……」
胸のサイズがわりとある女子が伸びをするのは何度見ても飽きないものだ。
「き、恭二…………」
俺の視線に気づいたのか、美姫が顔を赤くして腕を下ろした。残念だ。非常に残念だ。
「いい加減にしないと警察につきだすよ?」
かなりきつい目付きでキュラに睨まれた。まさか警察につきだすとまで言われるとは思わなかった。
「キュラ、冗談でも言っていいことと悪いことってのがあるんだぞ」
「そっくりそのまま恭二に返そう」
…………なんだろう。納得してしまった自分が恨めしい。
そしてこの言い返せない時の沈黙が今はキツイ!
「そ、それはそうと! 旧校舎側はこれで終わりだよな!」
とりあえず気まずい空気を崩しにかかってみる。
「まあ、そうだな。旧校舎だしあんまカメラとか無いからな」
とキュラは乗ってくれた。の、だが……。
「私、そんなに胸あるの、かな……」
なんか美姫がまだひきづっていた…………。
「OK、それはわたしへの決闘の申し込みと考えていいんだな?」
あれ? キュラもそれにのっかってしまった!?
キュラなんか牙を覗かせてるし! 殺る気だ! キュラ殺る気だ!
「ちょっと!? 決闘の申し込みって!?」
うろたえる美姫に「えい!」と、キュラが押し倒し。美姫はキュラもろとも床へと倒れ込んだ。
「き、キュラ!? い、いやぁあああ!!」
「これか!? これがいけないのか!?」などと言いながらキュラが美姫の胸をまさぐってた。
女同士の絡みは百合と言います。
正直、たまりません!!(キ〇ン風に)
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