19人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
「わりーわりー、冗談だよ」
あまりにも美姫顔が赤くなってる。流石にからかい過ぎたか。
「冗談には見えないのよねぇ…………」
なんかキュラから痛い目で見られてるけどそんなことは気にしないぜ! -ウィンク-
「ちょ、どうしたのよ。突然ウィンクなんかして……キモいよ」
キュラ酷い!!
…………な、泣いてなんかいないやい!! ちょっと小便我慢しすぎて目から出ただけだい!!
「それじゃあ聞くけど昨日のわたしのパンツの色は?」
「キュラには珍しく黒のスケスケ。似合ってた」
と、即答した。
ドスッ
あれ? なんかキュラに殴られたよ?
「黒の……スケスケ…………」
美姫が顔を赤くしてキュラの下半身を見ると、キュラがその視線に気づき。
「い、いや、恭二のいつものじ、冗談だって!」
弁明した。
「ふっ、言い訳は見苦しいぞ」
俺の優しく諭すような声に、キュラが美姫から視線を俺に移し。そして。
ザスッ
俺をチョキで殴った。
「目が! 目がぁああああ!!」
「冗談には見えないよねぇ……」
一人苦しむ俺を無視して美姫が目を細めながらさっきのキュラの言葉を真似ていた。
それに、キュラが慌てて反論する。「いや、だって、ほら、あたしがく、黒の……スケスケな、なんて穿くようにみえる?」
「お嬢さんお嬢さん、しどろもどろになってますよ」
ドスッ
!? ………………キュラ……そこは……アカン、やろ…………。
バタッ
「きゃー! 恭二が死んじゃったよ!!」
美姫、大丈夫、まだ死んでないから…………。
死にそうだけど…………。
股間はいかんだろ、股間は…………。
最初のコメントを投稿しよう!