第零章~プロローグ~

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「いやー、待たしたねえ皆さん」 近くのレストランで行う手筈らしいので、其所へ向かうと数人の男子と女子が座っていた。 男子の方は俺も知っている同級生だ。女子の方は……知らない人だな。違う学校か?其より…… 「おい、隆司……よく此だけ可愛い娘を誘えたな」 「そうだろー。俺の力を恐れ入るがいい」 「隆司~……早く来いよ!」 取り敢えず席に着く。 「さてさて……では、始めますか?先ず自己紹介からだな。んじゃ、女子の方から」 よし、モン〇ンでもやろう。 俺が順調にモ〇ハンを進めている間にも、女子の自己紹介は滞りなく進んだ。たまに男子がおおーとか叫んでた位だな。 んで、最後の奴に来た。 「私は峰河楓(ミネカワカエデ)。波展高校一年だ。そして、次期生徒会長だ」 ん?波展高校?それって俺と馬鹿隆司が行く高校じゃないか…… 「気付いたか……そう、今日来てもらった人は皆俺達と同じ高校に行く、或いは通う事になっている人達だ」 そう、此所で…俺の目の前で長い漆黒の髪を揺らしながら笑っている、この次期生徒会長さんに会った事が俺の高校生活をハチャメチャなものに変えたのだ。
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