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「おい、一樹。いねぇんか?」
「ここだ。」
あたしたちのいる部屋に男子三人入ってきた。
恐そうな人に、一樹君と同じ顔の人に、無表情の人が入ってくる。
なんだ?
恐そうな人の後ろの二人の優そうなオーラは?
「女!?へぇ。かわいいじゃんか。」
あたしの顔をマジマジと見ていると思ったら目が上下に動いているのだった。
あたしは、右手ビンタをかまそうとすると避けられてしまった。
「当たんねぇよ。」
「全員、俺に注目。優菜ちゃん。」
一樹君が、手招きしたのであたしは一樹君の隣へ行く。
「この子は、宮川優菜。注意しておくが、手を出すなよ。特に洋祐。」
「一樹。こいつ手を出す程のやつじゃねぇよ。」
あたしの脳内の血管が全てブチブチと音を立てている。
失礼なやつね。
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