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その時のお父さんの顔はものすごい深刻な顔をしていた。
あたしは、なんで深刻な顔をするのかはよく分からなかった。
「優菜、話がある。ちょっと来なさい。」
あたしに関係することなの?
そう思いながらもあたしはお父さんについていく。
リビングに来たあたしとお父さんは向かい合って座った。
「話って何?」
お父さんは、無言のままパンフレットをあたしの目の前に置く。
あれ???
これって、女子寮じゃないじゃん!?
女子寮なら、もう少しかわいげのある綺麗な感じなのだけれど、見せられたパンフレットにはそれがまったくない。
「なんで・・・?」
せっかくの女子寮生活を楽しみにしていたのに・・・。
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