第一章 なんで・・・・?

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考えることやめたあたしは気がつくと、太陽が昇り始めていた。 外からの綺麗な白い日差しが部屋の中に入ってくる。 頭の中がボーッとしている今のあたしでも感じとれる誰かが何かを作った匂いが部屋に入り込んでくる。 あたしは、男子寮に向かうための服装に着替えた。 あたしは、急いでリビングへ向かった。 「お父さん・・・。」 テーブルの上には、ご飯に焼き魚に味噌汁にたくあんととても質素なメニューなんだけど、これら全部お父さんが作ってくれたみたい。 いつもならあたしが作るはずなのに・・・。 「こんなものしか作れないけど、頑張るんだよ。」 あたしは、黙ってこくりと頷いた。 いつも自分が作る朝ご飯よりお父さんが作ってくれた朝ご飯がとてもおいしかった。
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