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あたしは、なぜか分からないけど泣きながら食べていたのだ。
悲しいわけでもないのだけれど、あたしの心にお父さんの偉大さに気づいて泣いているのかもしれない。
ご飯も食べ終わり、片づけはあたしがしようと思ってたのにお父さんしてくれた。
何もすることがないあたしは、部屋から荷物を取りに行った。
電車が出るのには、まだ早い時間だけどあたしはさっさと家を出ることにした。
「行ってらっしゃい。」
お父さんには、バレていた。
明るく微笑んで、あたしを送ってくれた。
「行ってきます。」
あたしは、その笑顔をみて挨拶を返さずにはいられなくなった。
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