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「校長に訴えんぞ!!」
弘樹くんがヒャハハハと笑う。
「……。」
先生は教科書をまとめて、教室を出て行ってしまった。
え…??
授業どうするんだ…!?
「キャハハハ、授業放棄かよ~」
「おい璃人、行こうぜ」
弘樹くんが立ち上がり、それにつられるように璃人くんが机の横にかかっている薄い鞄を持って立った。
「あっ…行くよ―、克己」
「え、授業中だよ」
「ばぁか、はやく」
僕は璃人くんに強引に引っ張られ、教室を出てしまった。
「委員長とかに言わなくていいの!?」
「委員長?? なにそれ。 なにを言うわけ?? っつうか委員長、ヒロだし」
ええええ!?
委員長…弘樹くんだったんだ…
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