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「お、あったあった―」
僕がマッチを擦って弘樹くんの煙草に火をつけていると、猛烈な勢いでキーボードを打っていた璃人くんが呟いた。
「なんだぁ?? 今度は何見つけたんだ??」
弘樹くんが覗き込み、璃人くんはそれに応えるように僕と弘樹くんに見やすいようにパソコンを動かした。
「こ、これ……!!」
驚いた。
画面いっぱいに映る人の顔。
秀永中学校3年生徒。
「これ、どうやって…」
「ハッキング」
だから、もの凄いスピードでタイピングしてたのか…。
「で、どれ?? あんたをいじめた奴は」
「え…あ…1組…出して」
璃人くんがカチカチとクリックすると、すぐ1組のクラス画面が出てきた。
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