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「えっと…○○町の3丁目5番地」
「えっ…まじでぇ!?」
璃人くんが声を張り上げ、先生もクラスメートも一斉に僕達を見た。
「璃人くん。 及川璃人くん。 うるさいよ」
「あの新築だろ~??」
先生の注意を無視し、璃人くんは話を続ける。 僕は璃人くんの分まであたふたする。
「う…うん…」
「あれあんたん家だったんかぁ。 隣の家、俺の家だよー」
「えっ そうなの?」
しまった!
僕も声を張り上げてしまった…!!
おそるおそる先生の方を向くと…案の定、僕達を睨んでいた。
「璃人くん! 克己くん! 授業中ですよ」
「あ…すいませ…」
「るっせーよダメ教師」
えええええええ!?
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