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私は…穢れを広めたくは無い。
でも…此処から逃れる事は叶わない。
何故なら…この洞窟から出る事を禁じられているからだ。
麒『ハァ…』
私はため息が出た。
その時、不意にアクラムに呼ばれた。
そして…そこに居たのは…
私と同じ位の女の子。
アクラム「黒龍の神子の蘭だ。三年前からここに居る…八葉の妹だ。」
麒『親方様、何故私が此処に連れて来られた時教えて下さらなかったのですか…そしてもう一つ…八葉とは??』
アクラムは私の疑問を一つずつ教えてくれた。
私は…八葉とやらに会いたくなった。
私を助けてくれる気がしたのだ。
私はこの日から、この洞窟から逃げる策略を練った。
そしてある日…アクラムが私に初めて指令を出した。
私は…怨霊をもらい…京へと出向いた。
京に穢れを広めるためにではなく、京を助ける為に…。
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