虎牢関に英傑集う~疑問と策謀と~

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~袁紹軍側・天幕~ 今川「ほっほっほ~、今宵は盛大に舞うでおじゃ!」 一方の袁紹は・・・シ水関での勝利を祝って騒いでいた。 袁紹「いつ見ても今川さんの舞いは見事ですわ。」 文醜「いいぞー!もっと踊ってくださいー!」 顔良(全然綺麗に見えないよぉ・・・。) 今川「今日のまろは美しいおなごに褒められて上機嫌よ~。故にもっと踊るでおじゃ~。」 袁紹「ええ、袁家の未来の為にもっと舞ってくださいな~。」 文醜「頼むぜ、今川さんよぉ!」 顔良「はぁ・・・。」 ~曹操軍側・閨~ 華琳「フフフ・・・。」 その頃、哀染の評価を夏候姉妹に聞いた後、彼女らを下がらせて一人考えを張り巡らしていた。 華琳「さて、明日は必ず勝たないと・・・。」 ふいに洩れた独り言。しかし、その顔には奸雄・曹操としての野心に満ちていた。 華琳(関羽・・・そして天の知識を持つ哀染・・・。あなた達を私のものにしてみせるわ!) それぞれの思惑が交錯する中で、夜はふけていく・・・。 ~不明~ ??「小覇王が逝き、華雄は討ち取られた・・・。まぁ、小覇王の亡くなるのが早すぎるが、それも些末か。・・・フッ、この世界、どれほどの欲望にまみれるかな?」 ~洛陽~ ??「ついに、世界が動きだすわねぇ~。この世が果たして『終焉』に達して消えるか、それとも、新たな可能性を秘めた世界が産声をあげるか。楽しみね。」
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