1186人が本棚に入れています
本棚に追加
一刀「早く動かさないと・・・うわぁ!」
突然、一刀の足元へ一本の矢が放たれた。
朱里「きゃあ!」
続けて、今度は朱里にも同じように放たれた。
一刀「なんだ?何処から?」
兵士「で、伝令!謎の賊の集団がこちらに向かって来てます!」
~曹操軍~
夏候惇「賊だと?」
兵士「はい、先ほど本郷軍の伝令がこちらまで来て・・・。」
哀染「そいつは?」
兵士「負傷しておりましたので、休ませています。」
なにやら、また賊が出たらしい。今度は集団で。
哀染「どうする?」
華琳「進軍するわ。」
後ろから華琳が発言する。いつの間に。
華琳「そのまま前線の本郷軍と挟撃して駆逐するわ。」
哀染「ほおっておいてもそのうち進軍依頼の銅鑼がなるから、か?」
夏候淵「もしも本郷軍が壊滅したら?」
華琳「その時は、彼の噂はそこまでだった、という事ね。」
バァァァァン!バァァァァン!バァァァァン!
ちょうど良いタイミングで銅鑼が鳴る。一刀からだ。
夏候惇「銅鑼が鳴ったか。よし、これより我々は前進する!」
~連合軍本陣~
袁紹「はぁ、賊ですの?」
一方の袁紹軍だったが・・・。
文醜「でもそれは、本郷軍の後方からだよな?だったらほっといて良いんじゃねぇの?」
袁紹「まぁ、いざというときは我が名族の名において蹴散らすだけですわ~!」
今川「た、大変ぞよ~~~!」
そこへ、あわてて今川が来る。そして、とんでもない情報を伝えた。
今川「本陣が囲まれているでおじゃ!」
袁紹「・・・ハイィィィ?」
~曹操軍~
華琳「袁紹軍が包囲された?」
兵士「はっ。手を貸して欲しい、と・・・。」
華琳「無視で良いわ。袁紹の『名族の誇り』に任せましょう。」
どうやら、袁紹軍が包囲されたようだが、華琳のいうとおり、どうせ本陣で座ってるだけなんだから、戦力はこちらより上だろうと判断して無視する。
夏候惇「しかし、いつの間にそれだけの戦力が進入したのでしょうか?」
最初のコメントを投稿しよう!