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哀染「したい、という気持ちはあるがな。余程経験を積まないと無理だな。(『アレ』が無くても大丈夫なぐらいに・・・。)」
夏候淵「それと、張遼はどうする?」
哀染「さてね、呂布の副将、で、恐らく指示を出しているのは彼女じゃないか?」
少なくとも、あの様子では、それが妥当だろう。
夏候惇「では行くぞ!華琳様のご期待に応えねば!」
哀染「了解。」
そうして、配置を確認しようとしたら・・・。
・・・ドグンッ!
哀染「クッ・・・。」
・・・ドグンッ!ドグンッ!ドグンッ!
哀染「く・・・ハァ・・・アァァ。」
さっきの呂布と対峙した影響か、身体中の血が騒ぐ。ここ数年間反応しなかったのに・・・。
哀染「チッ・・・。」
左手が青白いオーラを、いや、『雷』を纏いだしている。
哀染「黙れ・・・。」
ジジジッ!バチッ、バチッ!
哀染「うるさい・・・。」
バチバチバチッ!ジジジジジ・・・!
哀染「・・・やめろ!」
頭がどんどん真っ白になるのを必死に耐える。しかし、それでも俺の血は『三國志最強の呂布をサシで殺り合いたい』と力を受け入れようとする。武人の本能ってヤツなんだろうが、迷惑この上ない。夏候惇「どうした?」
哀染「・・・ッ!・・・いや、何でも無い。気にするな。」
夏候惇「む、そうか。」
咄嗟に左手を見せないように首だけ向きなおる。
~本陣~
袁紹「まだ賊は片付きませんの!」
今川「袁紹どの、落ち着くでおじゃ。まろの精鋭が今倒しているおじゃるよ。」
兵士「伝令!今川精鋭部隊、敗走しました!」
今川「ひえぇぇぇ!まだ賊は片付かないでおじゃるかー!」
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