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フォークを刺してゆっくり口に含む。
「どうですか?」
目の前で不安そうに俺を見つめる瞳が可愛い。
「美味しいよ、甘くて。でも…」
テーブルにあったチャンミンの手を握って微笑む。
「パンケーキの匂いがするチャンミンの方が甘くて美味しそう。」
握った手を自分の唇に付ける。
綺麗な手から香る鼻を擽るパンケーキの匂い。
それだけでも煽られる俺は相当末期だよ。
「それじゃあデザートは僕って事で。」
そんな事言っちゃって…
知らないよ?
この後外出の予定キャンセルになっても。
久しぶりの休日。
甘い香りのする君を
たっぷり味わわせてもらおうかな?
fin.
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