はぴばーすで―つーゆ―☆

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「プレゼントは?」 神楽が、屯所に来た瞬間に言われた言葉。 神楽は顔を赤らめて沖田を見る。 「えっと…、 今年はモノじゃないプレゼントだけど…いいアルか?//」 「「!?//」」 すぐ近くにいた土方や山崎はすぐこの意味を理解した、が…。 「は?嫌でィ。」 意味が理解できていない沖田に、神楽は目を丸くする。 「…え?いや…?」 「 だ か ら 、モノじゃないプレゼントはいらないって言ってるんでさァ。 …って、もちろん準備してるんでしょうねィ?」 「いらない、アルか…?」 うつむく神楽に沖田は首を傾げる。 (一体なんなんだ?こいつ…。) そう思い顔をのぞき込むと、 沖田はギョッとした。 神楽の大きな瞳に… 涙がたまっていた。 「…ばか。」 「は?」 「そーごのばかぁ!!」 「…!?」 ―――パシッ 神楽は沖田の頬を叩き、屯所から飛び出した。 「…神楽っ!」 呼び止める沖田の声も、神楽には届かなかった…―。 「なんでィ…。」 神楽が行ったあとを見つめていると、土方が声をかけてきた。 「おい総悟、いいのか?」 「なにがですかィ?」 「…まさかお前、 意味わかってなかったのか?」 総悟は土方の言いたいことがわからず、眉間にしわをよせた。 (わけわかんねェ… どいつもこいつも。) 今日は俺の、誕生日なのに…。 「…だから、チャイナ娘が言いたかったのはー、」 土方は沖田にこっそり、耳打ちをする。 「え…まじですかィ?//」 すべてを理解した沖田は、 神楽のあとを追って走り出した。  
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