はぴばーすで―つーゆ―☆

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一方、 神楽はあれから走って公園まで来ていた。 「銀ちゃんの、嘘つき…。」 神楽は先日の万事屋での話を思い出していた。 ―――――――――― 「あー、総悟のプレゼント何にすればいいアルかぁー!?」 数日前、神楽は沖田のプレゼントに頭を悩ませていた。 するとそこにニマッと笑った銀時が神楽に近づいてきた。 「沖田くんが喜びそうなモン、教えてやろうか…? しかもこれ、タダだぜ?」 「まじでか!?なにアルか?」 こそこそこそ… 銀時に耳打ちされた神楽は、 顔を真っ赤にする。 「本当にそれで総悟が喜ぶアルか…?//」 「間違いねェ! なによりも喜ぶぜ。」 …総悟が、喜ぶ…。 こうして神楽は、 沖田に“自分”をプレゼントする事になったのだ。 ――――――――――― 「はァ…。」 大きなため息をつくと、 「神楽…っ」 愛しい人の、声がした。 「そーご…。」 「さっきは…すみません。 俺、よくわかってなかったんでさァ…。 でも、もしさっき言ってたことがまだ良かったら…。 プレゼント、欲しいでさァ。」 「…っ////」 神楽は顔を真っ赤にした。 「…目ぇ、つぶるヨロシ…。」 そう言いながら、神楽は沖田の方に近づいていく。 「…つぶるネ!!」 しかし沖田は、ずっとパッチリ目を開いたままだった。 「いいじゃないですかィ。 てーかはやくしてくだせェ。」 「このサディストー//!! 大体お前は……!」 ――――チュ。 神楽が沖田に対して文句を言っていると、 沖田から神楽に不意打ちでキスをした。 「すみません、 待ちきれなかったでさァ。」 そう言い、ニヤッと笑う。 「…バカ総悟/// 来年の誕生日は…お前がびっくりするようなこと、私からしてやるネ!」 「…来年だけですかィ//?」 「!! …ううん、これからずっとヨ。」 そう言い、 神楽はニコッと笑った。 「そーご。」 「なんですかィ?」 「誕生日、おめでとうネ…。」 「…ありがとな//。」 ――――――― 来年も、その先も… ずっとずっと、そばにいさせてね。 大好きな総悟…。 生まれてきてくれて、 ありがとう。 終  
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